2010年3月30日火曜日

ランドセル



 日本はそろそろ入学式の季節。レイも今年、小学校に入学しますがドイツの学校の新学期は8月です。4月からは毎土曜日、日本語補習校に通い、国語を日本の小学校と同じ教科書、同じペースで習います。初めての学校だし「授業はきっと大変だろうな」とか、「友達は出来るかな」とかママとしてはドキドキしてしまうのですが、本人にとっては断然8月の小学校入学が楽しみなようです。
 ということで、ドイツの小学校用ランドセル(Schulranzan)を買いに行きました。まだ8月まで時間があるけれど、ぎりぎりになると良いものがなくなってしまうらしいので。デパートに着いたレイと友達のパミダは大興奮。二人とも「これがいい!」とそれぞれお気に入りのランドセルをすぐに見つけてしまいした。4年間(小学校は4年間)使うものだし、私はもっとじっくり考えてから買いたかったのですが、「まあ、そんなに気に入ったのなら。。。」と私もパミダのママも買ってしまいました。
 日本のランドセルよりはずっと大きいです。デパートから嬉しくてずっと背負っていたレイ。後ろから見るとランドセルが歩いているみたい。。。オレンジ色の部分や銀色の部分は、暗いところで光を反射します。冬、早くに暗くなるドイツでは、こういった安全対策は不可欠のようです。いろいろ国によって事情が違うものですね。ピカピカの一年生に、ピカピカのランドセルです。

2010年3月29日月曜日

移動サーカス



 昨日は、近所に来ている移動サーカスを見に行ってきた。歩いて十分ぐらいの草地に一週間前、サーカスのテントが張られた。楽しそうなポスターがそこここに貼られ、サーカスの人たちは幼稚園まで宣伝にやってきたらしい。子供たちが興奮して、サーカスの人たちと、彼らがつれていた大蛇の話をしてくれた。宣伝は大成功というところだろう。
 チケットを買ってテントに入ると、日曜日ということもあって、幼稚園で顔見知りの家族もちらほら見えた。さてさて、と席を取って、スタンドで綿菓子を買うと気分もウキウキしてくる。ぱっと明かりが消えて、スポットライトの中に現れたのは、かわいらしい飾りをつけた小さな馬さん。くるくると舞台を回って、皆に挨拶してくれる。小さな小さなサーカスなので、派手な芸もないし、危険な猛獣もいない。でもとても面白かった。ピエロも滑稽で饒舌で魅力的。見に行った人が皆で楽しめるサーカスだった。子供たちも大満足。ひどい天気だったけれど、楽しい日曜日になった。

2010年3月26日金曜日

ラッパ水仙


 イースターも間近です。イースターの頃になると咲くのがラッパ水仙(Narzisse)。いつもちゃんとイースターに合わせて咲くので、別名を「イースターの鐘(Ostergloeckchen)」という。ちなみに鐘というのは、花が釣鐘状だから。
 そういえば中学校の英語の教科書にもイギリス(?)のイースターの様子が説明されていて、そこにラッパ水仙が登場していた。英語では確か、Daffodil (ここで綴りが分からず辞書を引いた)だった。あの頃は、ラッパ水仙って何かも分からず、丸暗記していたよな。。。先生ももっとイースターの様子の写真なり、ビデオなりを見せてくれればよかったのに。今の英語教育は随分変わっただろうし、もっと皆が興味を持てるような、もしくはもっと実践的なものになっているのかな。

2010年3月23日火曜日


 ようやく春の兆しが見え始めた。庭ではラッパ水仙が可憐な花を揺らせている。今年の冬はとりわけ寒くて厳しいものだっただけに、春が来るのは本当に嬉しい。
 と思っていた矢先に、子供たちが風邪を引いた。胃腸系の風邪だったらしく、トウもレイも繰り返し繰り返し吐いた。見ていて苦しくなるくらいの激しい吐き方だった。でもそれが済むと、ウィルスも気が済むのか、ケロッと治った。昨日は大事をとって幼稚園を休んだのだけど、今日は二人とも元気に登園した。
 明日はなんと20度くらいまで上がるらしい。春物の服を探さなくては。。。ドイツの天気って本当に急激に変化する。先週は冬だったのに、今週は春になりました、というふうに突如季節が変わってしまう。
 ドイツの詩には、社会への改革、革命への期待を春にたくして詠んだものが結構あるのだけど、ドイツの春を知ってその感覚が実感できるようになった。日本のようなうららかな春ではなくて、もっと激しくて全てががらっと変わってしまうような春。それがドイツの春だ。
 写真はまだ弱っているトウ。屋根裏で一人で遊んでいると思ったら、大きなトラのぬいぐるみの背中ですやすや眠っていた。起こしては可愛そうなので、枕代わりのぬいぐるみをちょっと足して、背中の下にクッションを引いて、お布団をかけてあげました。

2010年3月17日水曜日

ハサミ


トウは最近、ハサミが使えるようになった。それでいろんなものを切りまくってくれる。この間は、レイが綺麗にぬった塗り絵を、細かく切り刻んでいた。「これからは、切る前に切ってもいいものかどうか尋ねるように」と叱ったのだけれど、まあどうなることやら。。。大事な書類はちゃんと仕舞っておかなくては。

2010年3月13日土曜日

魔女とブロートヒェン



 前歯が抜けて魔女のようになったレイ。その横の前歯もぐらぐらしているので、一週間後にはもっとすごい顔になる予定。
 もう一つの写真は、ブロートヒェン(Broetchen)を齧るトウ。ドイツの子供たちは、お腹がへるとパン屋に駆け込んで、このフランスパンを小さくしたようなものを買って食べます。私はバターをぬらないと喉に詰まるような気がするんだけど、レイとトウもガリガリとかじって全部食べてしまいます。「ああ、ドイツ育ちだなぁ」と感じる一瞬です。

2010年3月12日金曜日

バラの剪定

 ふと気づけば、随分長い間ブログを書いていなかった。ここ一週間ばかり、ふたたび冷え込んで、朝幼稚園に行く時は、手が凍えるようだった。それでも太陽が顔を出すことが多かったおかげで、気分は悪くなかった。
 昨日はバラの剪定をやっと全て済ますことが出来た。去年は切り方が足りず、途中で伸び放題になった感があるので、今年は思い切ってばっさり切った。レイはそれを見て、「これで本当にお花が咲くの?」と不安そうだった。まあ、大丈夫じゃないかな。。。?
 庭はまだまだ手入れをしなければいけないところが、たくさんある。少しずつ、少しずつ綺麗にしてゆこう。
 

2010年3月4日木曜日

お昼寝

 昨日、幼稚園での出来事。お昼ごはんが済むと、小さい子供たちはお昼寝の部屋に行って、寝る用意をする。昨日も先生は寝る用意を手伝い、子供たちにお布団をかぶせてから、別の部屋に行って仕事をしていたらしい。少したってから子供たちを覗きにゆくと、トウの姿が見えない。先生はびっくりして探すのだけど、なかなか見つからない。きっと先生は焦ったと思う。するとなんと、ノアという男の子の布団の中で、トウは丸まってすやすや眠っていたらしい。
 先生は嬉しそうに、たくさんのお母さんたちにその事をお話していた。ちょっと恥ずかしい私はトウに「どうしてノアのところに行って寝たの?明日は自分の布団で寝るんだよ」というとトウはちょっと不服そうに、「ノアがコム!(おいで!)って言ったんだよ」と言った。そうか、そうなんだ。。。でも素直にすぐに行って潜り込んで寝ちゃうというのは、ちょっと変わった子だなーと思う。