2010年11月29日月曜日

待降節

 昨日の日曜日は待降節、アドベントの第一主日。クリスマスを楽しむための4週間が始まった。まずはアドベント・クランツの一本目のロウソクに火を灯す。

 それから、昨日はこの「モミの中庭」地区でのモミの木の飾りつけがあった。大きなモミの木に、それぞれが持ち寄ったプレゼント(中身はからっぽだけど、キレイに包装した包み)をクレーンにのって吊り下げてゆく。私たちは初めて参加したのだけど、とても楽しかった。「高いところは怖くない?」とクレーンのおじさんに聞かれて「大丈夫」と言ってしまったために、モミの木のてっぺんまで連れて行かれた。でもレイもトウもケロッとして、下にいるパパに手を振っていた。


 夕刻には、飾りつけもほぼ終わり、モミの木はプレゼントでいっぱいになった。

 最後にはニコラウス(サンタの前身といえるもの)がモミの木の下に現れて、全ての子供にプレゼントを配ってくれた。中身はたくさんのお菓子と果物とパン。子供たちは大喜び。さあ、楽しいクリスマスがやってくる。

2010年11月24日水曜日

面談

 昨日は小学校で、レイの先生との面談日だった。小学校での初めての面談とあって、私は結構緊張していたのだけど、和やかな雰囲気のもと、とにかくレイのことを褒めちぎってくれた。「出だしは上々」というところかな。経験豊かなお母さんたちから言わせれば、「後半年もすれば、いろいろ始まるんだよ~」ということ。でもまだ入学してから3ヶ月ほどしか経っていないので、成績がどうのとかは、今はまだうるさく言われないけど、そのうちいろいろ言われるんだそうだ。
 私の心配は、レイが授業に積極的に参加できているか、他のドイツ人の子供たちに比べてきっと語彙数が少ないだろうけど大丈夫だろうか、ということ。その点、先生は「心配ない」と太鼓判をおしてくれた。
 ドイツ語に関しては、他の子供よりも一段階上に進んでいるし、分からない単語が出てきたときにはきちんと先生に質問しているそうだ。レイは書くことにとても興味を持っているので、間違いだらけながらも自分でドイツ語の文章を綴って、お話を作っている。先生もそれを見つけたらしく、とても感心していた。
 算数についても良く出来るとお褒めいただいたけど、これはまあ、当然といえば当然。4月に始まる日本の小学校に合わせた算数テキストを家でしているから。
 友達関係、授業態度など全てにおいてお褒めの言葉をいただき、面談は10分足らずで終了した。そのためにわざわざ休みを取ってくれたカズには拍子抜けだったかもしれないけど、彼ももちろんとても嬉しそうだった。

2010年11月10日水曜日

やっぱり雨のマルティン祭

 幼稚園のマルティン祭、やっぱり雨だった。夕方から降りだした雨は、しょぼしょぼと降り続き、道を濡らし、私たちの洋服を濡らし、そして手に持ったろうそくの灯火を消してしまった。
 それでも楽しいマルティン祭だった。教会での礼拝と子供たちによる聖マルティンの逸話の劇、幼稚園までラテルネを持って行進。それから幼稚園の庭で火を囲んで、再びマルティンの劇。本当はここで馬に乗った聖マルティンが現れるはずだったのに、馬が火を恐れて幼稚園の庭に入ってこなかった。残念。そしてその後、幼稚園に出た屋台のソーセージや飲み物で冷えた体を温めたのでした。左がレイの作ったライオン・ラテルネ。真ん中がトウのネズミ・ラテルネ。右はオウチで私が作ったラテルネ。
幼稚園の庭での劇
火が怖くて幼稚園に入って来れなかった馬さん。と聖マルティン。
幼稚園の庭がイルミネーションで可愛い。

2010年11月6日土曜日

雨のマルティン祭


 昨日は小学校のマルティン祭だった。昨年も書いたけれど、マルティン祭とは何かもう一度書こう。
 聖マルティンは凍りつくような寒い日、吹雪の中を馬にのっていた。すると道端に乞食が震えていた。聖マルティンはためらわず、剣をさっと抜くと、自分のマントを真っ二つにきり、半分を乞食に与え、そしてまた去っていった。という逸話により、聖マルティンを称えるお祭り。
 子供たちは学校で、幼稚園でめいめい手作りしたラテルネ(提灯)を手に行列をくんで街を練り歩く。行列の先頭は馬にのった聖マルティン。そしてしんがりには音楽隊が音楽を奏でつつ行進する。
 夕方から始まり、ラテルネの灯火とともに歩くとても美しい行事。しかし、昨日は残念な雨。そして雨天でもなんでも決行するのがドイツ。それも行列に邪魔になるので、大抵、傘はさしません。もちろん終わったときは、子供も大人もずぶ濡れ。本当は行列の終わったあと、子供たちはご近所のオウチをまわり、歌を歌ってはお菓子をもらうのだけど、昨日はさすがにもう元気がありませんでした。
 幼稚園のマルティン祭は次の火曜日。晴れるといいんだけど。。。