2014年8月24日日曜日

白浜

夏休みといえば、やはり海に行かなければ!ということで、オーマ、オーパが白浜へ連れて行ってくれました。
台風が近づいているということで、波は少し高かったのですが、危険なほどではなく、波乗りをしたり、水中眼鏡で貝を探したり、飽きることなく日がな一日、真っ黒になるまで、海で遊びました。

三段壁は海に高さ60メートルもの絶壁が屹立する南紀白浜の名勝です。その岩壁深くには、かつての源平合戦で活躍した熊野水軍の舟隠し場であった洞窟があるのです。
洞窟へは地中深くまでつづくエレベーターで降りてゆきます。一歩エレベーターを降りればそこは薄暗い洞窟の中。洞窟を歩いてゆけば、波が洞窟内へと荒々しく押し寄せてくる場へ出ます。台風が近かったせいで、波は普段よりもずっと荒く、恐ろしい波が洞窟の壁をうちつけています。大人でもその迫力には鳥肌が立ち、恐怖をおぼえるほどでした。
子供たちも青ざめながらも、その光景に見入っていました。

4週間の私達の日本滞在全てをここに記せるわけでなく、私の思い出がここに載せた写真に縮小されてしまうことを残念に思う。でもそれはどうしようもないこと。私の全ての思いを出しつくせるわけがないし、そんなことをしても他の人にとっては退屈なだけだろうから。
でも私の記憶に、子供たちの記憶に楽しかった夏休みの思い出はしっかりと刻み込まれたに違いない。














三島

9年間暮したアメリカを離れ、今年の春から三島の国立遺伝学研究所で働きだした弟。まだまだ新しい生活に入って間もない弟家族を訪ね、お世話になりました。
三島には、自然がたくさん残っていて街の中にも清流が流れ、子供たちがその清流で水遊びをしたり、カニをつかまえたりできるのです。
また車で一時間足らず走り、連れて行ってもらった「富士山こどもの国」は富士山の麓にある広大な公園。いろんなことが体験できるのですが、何より印象深かったのは「ニジマス釣り」。自分で釣り上げたニジマスを串にさして、焼いて食べました。その美味しかったこと!!皆上手に食べて、残ったのは見事に頭と骨だけでした。
そうそう、弟の住む家の裏山にはカブトムシが生息しています。毎晩寝る前には、カブトムシを捕まえにゆきました。最初の数日はなかなか見つからず、カミキリムシなんかで満足していたのですが、最後の夜に大きなカブトムシを一匹捕まえて子供たちは大興奮でした。

素晴らしい自然が残っているところで子供を育てられる弟家族を羨ましく思った私でした。子供はあんなところで暮したら、どんなに楽しくて、そしてどれほどいろんなことを自然から学べることだろう、と。














大阪での日々

大阪では毎日、子供たちは私の両親と遊んでもらっていました。
耳を聾すようなセミの鳴き声と、体にまとわりつくような暑さ。私の大好きな大阪の夏。子供たちは暑さにも負けず、庭でオーパとセミを取ったり、ビニールプールで遊んだり、公園へ行ったりと元気、元気。宿題なんて、もうすっかり忘れてしまって遊びまくりました。
私の叔父さんのお寺にも遊びに行きました。いつもながら溢れるような緑に囲まれたお寺は素敵でした。
そうそう、今回トウマがはまった食べ物はうどん。四週間、トウマは日本各地でうどんを食べまくりました。










夏が過ぎて

夏休みが過ぎ去って行った。楽しかった、楽しかった夏休み!4週間の日本滞在はどうしようもなく楽しくて、ドイツに帰ってきてから一週間ほど日常に戻る気が起きないほどだった。日本への郷愁は年齢と共に増すものなのか、こんなにドイツへ戻ってきて寂しい気持ちになったのは初めてだった。

私の両親の住む大阪を拠点に、カズの故郷である釧路、弟家族の住む三島、それから白浜へと様々なところを訪れた。子供たちも大きくなったお蔭で、旅をそれぞれが楽しめるようになった。

まずは釧路での写真。

カヌーの体験。そして摩周湖、硫黄山、阿寒湖温泉などいろんなところへ連れて行ってもらった。そして美味しいものもたくさん食べさせてもらった。レイアは好物のイクラをこれでもかというぐらいに食べていた。
おじいちゃん、おばあちゃん、そして従兄弟のユウ君との一緒の一週間は楽しくて、子供たちにとってはあっという間だっただろう。
私にとっては何より三年ぶりの日本の温泉が嬉しかったなぁ。夜の闇に横たわる阿寒湖を見ながら温泉につかるのは、極楽の気分だった。