2013年8月26日月曜日

ロードス島

ギリシアのロードス島へ行ってきました。容赦なく照りつける太陽と青い海、色鮮やかな南国の花に新鮮な魚料理。素敵な5日間の旅でした。ホテルの庭を通り抜けると、何キロにもわたる砂浜が続いています。砂は小石混じりなのですが、それゆえに海の浅いところにも、岩礁があって、いろんな種類のお魚が泳いでいるのを見ることが出来ました。大人も子どもも夢中になりました。
三日目には、ロードスの旧市街を訪れました。中世の姿を残すロードス旧市街は世界遺産にも指定されています。14世紀から15世紀にかけて、強大になりつつあったオスマン・トルコ帝国。それに対するキリスト教世界の最前戦としてロードス島は位置し、当時その島を治めていた聖ヨハネ騎士団の騎士達がスレイマン一世率いるオスマン・トルコと壮絶な戦いを繰り広げたのです。そのため旧市街はぐるりと堅固な城壁に二重に囲まれています。旧市街には騎士達の宮殿、病院などヨーロッパの中世の重厚な建物がたくさん残っています。でも旧市街の狭い路地を埋め尽くすようにお店がひしめき合い、商品が所狭しと並べられ吊るされ、賑やかな喧騒が街を包んでいる様子は、とてもアジア的です。1522年、5ヶ月に渡った死闘の末、聖ヨハネ騎士団はロードス島を追放されます。その後400年間にわたってトルコ領だったため、アジア的な雰囲気が濃厚であることもまた当然と言えます。つまりヨーロッパ的なものとアジア的なものが、融合して、独特の雰囲気を醸し出しているのが、魅力的でした。
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さて、この日以外は、毎日海とプールで過ごしたのでした。夏をいっぱい吸収してきました。

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