2009年10月30日金曜日

歯の妖精


レイの乳歯が初めて抜けた。ドイツでは、初めて乳歯が抜けると「歯の妖精(Zahnfee)」が訪れてプレゼントをくれるらしい。昨晩、寝る前に歯が抜けてレイは大喜び。親友のパミダはすでに4本ぐらい抜け替わっているから。それで「わー、Zahnfee 来てくれるかなー」って。ママは内心ギクッ。だって何にも買ってないわよー。
 ってことで今日街まで買い物に行った。可愛い馬さん(レイは馬さん大好き)の目覚まし時計を買った。今日レイが寝てから、そっと枕元においておこう。

快晴

今日は、久しぶりの快晴。青空に黄色く紅葉した木々がまぶしい。鳥たちも嬉しそうに舞っている。スズメの大群がすごいスピードで私の頬をかすめて飛んでいった。かなりびっくりした。とにかく皆上機嫌。
 二日前にあったレイの小学校の面接も無事に終わった。正式な入学通知が来るのは来年になってからだけど、まあ大丈夫だろう。レイの面接試験をしてくれた先生に、「どうでした?彼女はきちんと話しました?」と聞くと「ええ、とっても素晴らしかったわよ」と答えてくれたのでちょっと安心。先生から面接のご褒美としてリンゴ一つとチョーク一本とグミ一つをもらった。レイは嬉しそうだった。
 ああ、この天気もったいない。どこかにピクニックしに行きたいなぁ。

2009年10月27日火曜日

写真撮影

 今日は幼稚園で一年に一回の写真撮影の日なのです。集合写真の他に、一人一人のプロマイドみたいな写真も撮影してくれます。それなのに!レイは鼻水のせいで鼻の下が、赤くというより黒くかさかさになっていて、ひげが生えてるみたい。。。おしゃれもしていったんだけどねー。修正入れてくれないかなぁ。って入れる訳ないか。。。せめてお化粧をほどこしてくれないかなぁ。ってしてくれる訳ないか。。。

2009年10月26日月曜日

復帰

月曜日、新しい週の始まり。先週は火曜日にトウが高熱を出してから、看病やら病院に連れて行ったりとやらで大変だった。その内レイも熱を出し、なんだか家の中に病原菌がうじゃうじゃいる気がした。
 でもとにかく二人とも回復し、少々咳は残っているものの、今日は元気に幼稚園に行った。ちょっと一息。でも今週も気を抜けない。というのは、レイの小学校の面接があるのだ。別にテストもないし、地元の小さい小学校で多分志願者は全員入れてくれるだろうけど、やっぱり面接って緊張する。ちなみに人気のある学校では選抜が行われる。そして漏れたものは第二志望の学校に行くことになる。
 ドイツの小学校は基本的に公立で、私立の小学校はほとんどなく、日本の「お受験」のようなものとは無縁である。ただ日本の公立小学校のように、通う学校が地域的に決められているのではなく、どの学校を選んでもよいので人気のある学校に子供が集まってしまうらしい。レイが行こうとしている学校は評判もいいのだけど、この辺りの子供しか行かないと思うので、選抜はないはず。
まあ、レイも臆さずに、ちゃんとお話が出来れば充分だと思うんだけど。レイに私の緊張を気づかないようにされなければ。。。

2009年10月17日土曜日

プリン

子供たちが大好きなプリンを食べているところ。本当に嬉しそう。でも大好きなものはすぐになくなっちゃうんだよねぇ。

2009年10月15日木曜日


朝起きると、庭が霜で真っ白だった。家の中は当然のように、暖房が入っている。ああ、まだ10月ですよ。今年は長い冬になりそうだ。
 最近、トウはご機嫌に幼稚園に通っている。迎えに行くと、先生たちが毎日決まってトウのことを褒めてくれる。「トウったら、本当にかわいいのよー。私たちみんなトウとの毎日をすごく楽しんでいるのよ。私たちの宝物なの」って、トウを抱っこして、ほお擦りしながら言ってくれる。日本人の私はこういう感情の溢れた台詞に何と答えていいのか、いつも戸惑う。でもトウが皆から愛されているのが分かって、とても嬉しい。トウももうすぐ「カワイイ」なんて形容詞が似合わない年齢になるんだろう。そのときに、皆がどれだけトウのことを「カワイイ」と言ってくれたか教えてあげたい。

2009年10月13日火曜日

冬の到来

今朝は、青空の下、きりきりっと空気が冷え込んでいた。幼稚園へお見送りのお母さんたちも、コートの襟を立てて「どうやら冬がやってきたみたいだね」と言っていた。
明日、あさっては、一層気温が下がるらしい。冬の到来か。。。気合を入れなくては。

2009年10月8日木曜日

風邪



トウが高熱を出した。幼稚園で風邪が流行っているので、誰かにもらったんだと思う。新型インフルだったらどうしよう、とやっぱり心配してしまった。でも昨日一日で熱もなんとか下がったので、普通の風邪だろう。ソファで寝ているトウと、一人で遊ぶレイの写真。

怪奇幻想文学

恒川光太郎著『夜市』を読んだ。素晴らしい作品だった。何度も読み返した。久しぶりに心から惹かれる作品だった。彼の著作をこれから全部読んでみるつもりだ。
 この作品は2005年度「日本ホラー小説大賞」を受賞したらしい。ホラーと言うジャンルについて、私は知識がない。しかしこの本は一般的なホラーとは違うのではないだろうか。恒川光太郎氏は、間違いなく泉鏡花をはじめとする怪奇幻想文学の正統な継承者である。
 透明感のある文章、センチメンタリズムに陥らない叙情性、しっかりとした物語性。そして現実世界に隣接し「神々や物の怪」の住む、なんとも魅力的な異界。
 私は新しい作家を見つけることが、不得手なのだけれど、友人がいろいろなジャンルの面白い本を見つけては次々と貸してくれる。お陰で今回の素晴らしい作品にも出会うことができた。

2009年10月4日日曜日

マルメロ



マルメロを収穫しました!実が黄色っぽくなっているのを見て、そろそろかなーと思っていたのだけど、なにぶん全くの初めてのことなので決心がつかず、隣のおじさんに聞くことにした。すると「もう熟しているよ」とのこと。へー、そうなんだ。マルメロ(Quitten)というのは、インターネットなんかでみるともう少し長い西洋梨型をしていたので、そうなるものかと思っていたけど、マルメロにもいろいろ種類はあるよう。うちのは丸いリンゴ型で、結構硬い。
 隣のおばさんは、ジャム作りが上手だそうなので、収穫をおすそ分けした。お返しに、マルメロと一緒に煮込んでジャムにすると美味しいという隣の軒先にできているぶどうをもらった。
 さて、ジャムを作ろう!と意気込む私。でも材料がちょっと足りない。それに祝日だからスーパーはお休み。。。ということで、マルメロのシロップ漬けを作ることにした。ギリシャ料理のレシピを参考にする。
煮込むと、あら不思議、みるみるうちに柔らかくなって、甘酸っぱい芳香が漂ってくる。そして最後には綺麗なオレンジ色に変わった。魔法みたい。すっかり魅了される私。ジャムの壜に詰めて冷ます。ヨーグルトやバニラアイスにのっけると旨いらしい。ふふふ、嬉しい。