2011年11月27日日曜日

待降節


 今日は第一待降節。クリスマスまでの準備期間というか、クリスマスを心待ちにする日々が始まったということ。アドベント・クランツ(リース)に並ぶ四本のロウソクの一本に火を灯す。
 でも今年はまだアドベント・クランツを買っていなかったので、とりあえず家にあるロウソクに火を灯した。そしてクリスマス市で買ってきたお星様の飾りを窓辺に吊り下げた。
 先週一週間は、たくさん買い物に出かけた。子供達がアドベントの時期に毎日一つずつ扉を開けてゆける「アドベント・カレンダー」も購入したし、子供達へのクリスマスプレゼントもほぼ買い終えた。ちょっと安心。これからの時期、デパートはプレゼントを買う人たちで込み合う上に、どんどん商品は消えていくので、早い目に買い揃えておくと、安心なのです。

2011年11月17日木曜日

トウマの作品


トウマが絵の教室で作った作品です。ハリネズミとカタツムリが森で遊んでいるのかな?なんだかとっても楽しそう!

2011年11月15日火曜日

マルティン祭

どんどん寒く、どんどん暗くなってゆく11月、子供達の楽しみはマルティン祭だ。道で凍えていた乞食に惜しみなく自分のマントの半分を与えたという聖マルティンのお話にちなんだお祭り。昨年は雨に悩まされたけれど、今年は素晴らしいお天気に恵まれた。
 この時期、それぞれの幼稚園、小学校がマルティン祭を行なうので、夕闇が迫る頃になると、ラテルネ(ちょうちん)を持った子供達が行き交う。
 お祭りの最初は学校に集合し、それから皆で行列になって、楽隊とともに歌いながら行進する。「空には星が輝き、地上には私達のラテルネが光っている」というのは歌の一節。暗闇の中をゆっくりと光の束が行進してゆく。ラテルネ(ちょうちん)の行進をした後は、校庭で火を囲んで、ちょっとした劇が行なわれる。それでお祭りはおしまい。でもお祭りの後に、子供達は近所の家々を訪ねて回り、歌を歌ってはお菓子をもらう。ちょっとアメリカのハロウィーンみたいに。老人達は特に、子供達が来るのを待っていて、たくさんのお菓子を用意してくれている。レイアも友達と一緒に、お菓子集めにでかけた。そして袋いっぱいに、お菓子とみかんを集めて帰ってきた。トウマはその日、具合がよくなくて、家で寝ていたのだけど、そのお菓子の山を見て、随分元気が出たようだった。
 写真は、ねずみちゃんのラテルネがトウマが幼稚園で作ったもの。宮殿のようなのは、レイアが学校で作成したフンデルトヴァッサー(ウィーンの建築家)風ラテルネ。みかんとお菓子はレイアが集めてきたもの。

2011年11月8日火曜日

秋休み

 お日さまがきらきら輝いている。でも冷気は体を刺すようで、冬が到来しつつあることを感じる。
 先週、先々週は学校が秋休みだった。ドイツには二週間の秋休みなるものがある。なんでかな?日本人にしてみれば、休みが多すぎるように思えるんだけど、やっぱり休みがあるとこちらもゆったりした気分になるから嬉しい。
 さて、秋休みの週末、お友達の家族が遊びに来てくれた。いっぱい話をして、いっぱい笑った。レイアもトウマもとても楽しそうだった。
 赤ちゃんのYちゃんは8ヶ月。にこっと笑う顔が、なんとも言えず可愛くて、笑ってくれる度に、嬉しくなった。おテテもアンヨもぷくぷくして柔らかくて、その感触がものすごく懐かしくて涙が出そうになった。
 トウマはいつのまに赤ちゃんじゃなくなったんだろ?子供は本当に、あっという間に、大きくなってゆく。もっともっと時間を大切にしなくては。
 
 皆で、ネアンデルタール博物館に行った。ウチから20分もかからないところにあるのに、訪れたことがなかった。そう、あの教科書に出てきたネアンデルタール人が発掘された場所です。高校時代に習った知識はもう随分ぼやけていたけれど、それでも自分が習ったこととは違うことがたくさん書いてあることには気付いた。昨今の分子生物学の発展のお陰で今までの説がいろいろ覆されているようだ。例えばネアンデルタール人は現人類の直系の祖先ではないらしい。ネアンデルタール人はなぜかは分からないけれど絶滅してしまったようだ。
 皆で大昔に思いをはせるのも、なかなか愉快でした。子供達にとっては、昔というのがどれくらい昔なのか、想像がつかないと思うけれど、人間が進化してきた過程を、実物大の人形などの展示を通して見るのは楽しそうでした。