2021年1月31日日曜日

ジョギング

 私は走ることが結構好きだ。高校時代、テニス部のトレーニングでよくランニングをさせられて、ずいぶん大変な思いもしたけれど、同時に走る楽しさも覚えた。あるポイントを越えると体がすっと軽くなって、どんどん走れるようになる。走りながら見る景色も好きだった。実際のところテニスよりも長距離走に私は向いていたような気がする。

結婚してからは、これといった運動もせずにきたのだけど、やはり少しずつ健康にも気を付けなければいけない年になってきて、さてどんな運動をしようと思ったときに、一番手っ取り早くそれもコストがかからないスポーツはジョギングなのだと気づいた。

それで4年ほど前からジョギングを始めた。当初は毎日走ってたのだけど、最近はどうもさぼり気味で、どんどんタイムも落ちてきている。それでも走ると、体も精神も少ししゃきっとする。

今日も久々に走ったものだから、途中で体がだるくなってしまった。またこれから定期的に走ろう。自分の精神的な弱さを鍛えるためにも。走っていると、普段は感じられないことを感じ取れたりもする。普段は見ない景色も見えたりする。いや、走ってるから美しいと思う景色なのかもしれないな。


2021年1月27日水曜日

ストレス

 2月14日までドイツはロックダウン中。学校は全て閉鎖されていて、授業は全てオンラインとなっている。我が家も子供たちはそれぞれの部屋でオンライン授業を受けている。そして私も居間にある仕事机でオンライン授業の配信。コロナを機に、オンライン会議やオンライン授業のツールは急速に普及し、進化して使いやすくなった。家で授業を受けられるなんて、家で授業をすることができるなんて、それが日常になるなんて思いもしなかった。

と言いつつ、この急激な変化についていけていない部分もまだまだある。家も学校もホームオフィス、ホームスクーリングでWi-Fiはパンク寸前。授業をしている最中に、画面がかたまることもしばしば。今日も授業開始早々画面が固まって生徒の顔が全く映らなくなってしまった。どうしよう、そもそも相手側に私の画面は写っているのか。声は届いているのか、それさえ確かめようがない。でも続けるしかしょうがない。コンピュータの黒い画面の前で、反応が何もないところに向かって一生懸命に自分を鼓舞して話続ける気恥ずかしさと虚しさ。これはなかなか体験しないと分からない気持ちだと思われる。ラジオのパーソナリティーもなかなか気恥ずかしいだろうな。でも伝わっているという自信と信頼があったら大丈夫かな、なんて考えが思い浮かんだ。

とりあえず、最後の方でようやく映った幾人かの情報では、私の画面や資料はちゃんと見えていて声も届いていたようだった。独りよがりな感じの話しぶりがとても滑稽に聞こえていたに違いない。授業としても最低のレベルだった気がして、授業後、はげしい自己嫌悪に陥った。

そのうちアクシデントへの対処にも、独りよがりな喋りにも慣れるのかもしれない。でもやはり対面でコミュニケーションを取りながらの授業とは比べ物にならない。

早く元のような日常が戻ってきますように。それまでに私の神経が壊れてしまいませんように。

2021年1月24日日曜日

6年

 6年ぶりにブログを書いてみようかと思った。6年… 随分と時がたったものだな。

子供たちはあっという間に大きくなり、今や高校生と中学生。思春期真っ只中。

私はこの6年で生活が大きく変わったし、やはり自分自身も大きく変わったと思う。

人はもちろん変わり続ける。時は前に進み続け、後ろに戻ることは決してない。何かを手に入れ、何かを失い続ける。年を重ねるにつれ身に染みて感じることだ。

さて、2021年。2020年の始めに出現した新型コロナウィルスはあっという間に世界中に広がった。季節が巡っても感染者数は減るどころか、ますます増えてゆき、この医療の進んだ時代に200万以上の死者を出している(1月現在)。ワクチンが驚異的なスピードで開発されたものの、感染力の強い変異種も登場し、まだまだ状況は厳しい。

そんな状態で迎えた2021年。今はまだロックダウンが続いている。レストランもカフェも閉鎖。デパートやブティックももう閉まってから久しい。美容院も閉まっているもんだから、みんな髪が伸びてぼさぼさになっている。

学校も対面授業はなく、全てがオンラインで行われている。先週までは私は登校して、学校でオンライン授業を行っていたが、今週からは基本的にホームオフィスとなる。自宅からの授業配信だ。

現在のロックダウンは2月中旬までとされているが、その後どうなるのかは全くまだ分からない。このコロナで人の生活の仕方も、価値観も結構変わったように思う。今までの無駄に気づいた部分もあるだろう。あ、なくても大丈夫だったんだ、ってこと。そんなちょっとしたプラスポイントもあったかもしれない。とにかく、少しずつでも前進して、早くこの暗闇を通り抜けたい。暗闇を照らす光を見たい。

写真は今は普通になったマスク付きの顔。同僚の顔ももうマスク姿で頭に刷り込まれている。


ネコのサニーはマスクではなく、エリザベスカラーをつけている。年末年始、脱毛があってつけさせられていた。家に飾ったクリスマスのモミの木を食べたアレルギーだと思われる。そんな時期の写真。