2月14日までドイツはロックダウン中。学校は全て閉鎖されていて、授業は全てオンラインとなっている。我が家も子供たちはそれぞれの部屋でオンライン授業を受けている。そして私も居間にある仕事机でオンライン授業の配信。コロナを機に、オンライン会議やオンライン授業のツールは急速に普及し、進化して使いやすくなった。家で授業を受けられるなんて、家で授業をすることができるなんて、それが日常になるなんて思いもしなかった。
と言いつつ、この急激な変化についていけていない部分もまだまだある。家も学校もホームオフィス、ホームスクーリングでWi-Fiはパンク寸前。授業をしている最中に、画面がかたまることもしばしば。今日も授業開始早々画面が固まって生徒の顔が全く映らなくなってしまった。どうしよう、そもそも相手側に私の画面は写っているのか。声は届いているのか、それさえ確かめようがない。でも続けるしかしょうがない。コンピュータの黒い画面の前で、反応が何もないところに向かって一生懸命に自分を鼓舞して話続ける気恥ずかしさと虚しさ。これはなかなか体験しないと分からない気持ちだと思われる。ラジオのパーソナリティーもなかなか気恥ずかしいだろうな。でも伝わっているという自信と信頼があったら大丈夫かな、なんて考えが思い浮かんだ。
とりあえず、最後の方でようやく映った幾人かの情報では、私の画面や資料はちゃんと見えていて声も届いていたようだった。独りよがりな感じの話しぶりがとても滑稽に聞こえていたに違いない。授業としても最低のレベルだった気がして、授業後、はげしい自己嫌悪に陥った。
そのうちアクシデントへの対処にも、独りよがりな喋りにも慣れるのかもしれない。でもやはり対面でコミュニケーションを取りながらの授業とは比べ物にならない。
早く元のような日常が戻ってきますように。それまでに私の神経が壊れてしまいませんように。
0 件のコメント:
コメントを投稿