2011年3月30日水曜日
仮面ライダー
トウは今、「仮面ライダー」に夢中だ。私の両親が「仮面ライダー」や「ゴカイジャー(ゴレンジャーと似たやつ)」をビデオに録画して送ってくれてからというもの、その魅力にはまっている。確かにドイツには、この手のものがない。なんでだろう?結構、子供の番組には厳しい国なので、小さい子供にとって「暴力的」ということなのだろうか。ちなみに、「ワンピース」や「なると」や「ボケモン」なんかは随分前から放映されていて(もちろんドイツ語に吹き替えられています)、ドイツの子供たちにも大人気。
「仮面ライダー」も受けると思うんだけどな。子供のとき以来、「仮面ライダー」なんて見ていなかったけど、今大人になってから見ていても結構面白いし、とんでもなく滑稽な変装が見ているうちにだんだんカッコよく思えてきたりする。
トウは、変身の時のポーズなんかをびしっと決めて、悦に入っている。つくづく男の子だなーと思う瞬間。
そのトウ、昨日は仮面ライダーの本を嬉しそうに幼稚園に持って行った。仮面ライダーの魅力満載のフルカラーの絵本で、先週の土曜日、偶然日本の本屋さんで見つけたのだ。
「それ持っていっても、誰も仮面ライダーのこと、知らないと思うよ。。。」と言ったけれど、聞く耳を持たず。大事に抱えて持って行った。
さて、その日の夕方、幼稚園に迎えに行った折の帰り道、トウは私と手をつないで歩きながら話し出した。
「あのね、今日あの本をクリーク先生に見せたの。そしたらね、先生は『これ変ねー』って笑った。トウ、悲しかったの」
「そうか、泣いちゃったの?」
「泣いてないよ。でも涙がね、一つぽとって落ちた」
「。。。。」
私は笑いたいような、悲しいような気持ちになった。仮面ライダーを知らない先生が、あの滑稽な姿の仮面ライダーと、これまたとんでもない怪獣たちを見た場面を想像すると笑えてきたし、トウがいかに悲しくて寂しかったかそれを考えると泣きたいような気持ちにもなった。子供はその小さい胸のうちに、さまざまな感情を秘めている。それを忘れちゃいけないな、と思った。
2011年3月22日火曜日
レオ君
東日本大震災がおきてから11日過ぎた。被災地ではまだまだ30万人という人が避難所暮らしをしている。水も食料も電気も薬も医者も不足しているという状況。
地震がおきてからインターネットサイト「USTREAM」で日本のニュースをよく見ている。日本のリアルタイムのニュースが見られるので、重宝している。被災地の人々が、苦しい状況の中で皆で手を取り合って、頑張っている姿を見ると、何かこちらまで勇気と元気をもらった気分になる。こちらが苦しい状況の人々を励まさなければいけない立場なのにね。でもこういう大変な状況の時に、日本人は一丸となって苦境を乗り越えてゆける民族だと思う。私も日本人の一人として何かをしたい、と思いにかられる。義援金を送ることぐらいしか出来ないけれど。。。
ドイツでも日本の今回に地震については異例の報道体制で、毎日毎日日本のことを、今はほとんどが原発に関してだけど、報道している。そのため、人々の関心は大きく、今まで話したこともなかったような人が、突然話しかけてきては、私達の親族の安否を尋ねてくれたりする。いろんな人から電話をもらったり、メールをもらったりもした。
レイは先週末、レイのクラスのマスコットであるライオンのぬいぐるみ「レオ君」と一緒に家に帰ってきた。クラスの子供達が順番に、週末に家に連れて帰るのだ。レイはやっと、やっとレオ君をオウチにお招きできたことに、とても喜んでいた。一緒に遊んだり、勉強をしたり。しかしママの課題は、レオ君の日記をつけなければいけないこと。ノートに5,6、ページにわたって、お母さんもしくはお父さんがレオ君の立場に立って、日記を書いている。結構大変。。。
私は、レオ君との対話形式で、日本の今の状況について書いた。地震、津波、そして避難生活をしている人のこと。
デュッセルドルフでは、お日様がぽかぽかと照り、春の到来を告げる花達が楽しげに揺れている。日本の被災地にも、早く早く春が来ますように。そして人々の心に少しでも新しい希望が目覚めますように。そうレオ君と一緒に神様にお願いした。
レオ君と勉強するレイ
レオ君にピアノを弾いてあげるレイ
次の日、ちょうどレイのクラス担任の先生との面談があった。そこで、先生は私の書いたレオ君の日記のことにとにふれ、とても良かったとお礼を言ってくださった。子供達に読み聞かせて、そして子供達と地震のことについて語り合ったらしい。ちょっと嬉しかった。
地震がおきてからインターネットサイト「USTREAM」で日本のニュースをよく見ている。日本のリアルタイムのニュースが見られるので、重宝している。被災地の人々が、苦しい状況の中で皆で手を取り合って、頑張っている姿を見ると、何かこちらまで勇気と元気をもらった気分になる。こちらが苦しい状況の人々を励まさなければいけない立場なのにね。でもこういう大変な状況の時に、日本人は一丸となって苦境を乗り越えてゆける民族だと思う。私も日本人の一人として何かをしたい、と思いにかられる。義援金を送ることぐらいしか出来ないけれど。。。
ドイツでも日本の今回に地震については異例の報道体制で、毎日毎日日本のことを、今はほとんどが原発に関してだけど、報道している。そのため、人々の関心は大きく、今まで話したこともなかったような人が、突然話しかけてきては、私達の親族の安否を尋ねてくれたりする。いろんな人から電話をもらったり、メールをもらったりもした。
レイは先週末、レイのクラスのマスコットであるライオンのぬいぐるみ「レオ君」と一緒に家に帰ってきた。クラスの子供達が順番に、週末に家に連れて帰るのだ。レイはやっと、やっとレオ君をオウチにお招きできたことに、とても喜んでいた。一緒に遊んだり、勉強をしたり。しかしママの課題は、レオ君の日記をつけなければいけないこと。ノートに5,6、ページにわたって、お母さんもしくはお父さんがレオ君の立場に立って、日記を書いている。結構大変。。。
私は、レオ君との対話形式で、日本の今の状況について書いた。地震、津波、そして避難生活をしている人のこと。
デュッセルドルフでは、お日様がぽかぽかと照り、春の到来を告げる花達が楽しげに揺れている。日本の被災地にも、早く早く春が来ますように。そして人々の心に少しでも新しい希望が目覚めますように。そうレオ君と一緒に神様にお願いした。
レオ君と勉強するレイ
レオ君にピアノを弾いてあげるレイ
次の日、ちょうどレイのクラス担任の先生との面談があった。そこで、先生は私の書いたレオ君の日記のことにとにふれ、とても良かったとお礼を言ってくださった。子供達に読み聞かせて、そして子供達と地震のことについて語り合ったらしい。ちょっと嬉しかった。
2011年3月3日木曜日
病気の一週間
先週の金曜日からトウが熱を出した。続いて土曜日の夕方にはレイの熱も上がった。それから延々5日間トウの熱は続き、ようやく昨日熱が去った。レイは今朝また39度まで熱が上がったので、再び医者に行った。
診断の結果は、普通の風邪。普通の風邪で、熱が5日も続くのか!?医者いわく、今年のウィルスの特徴で、熱は上がったり下がったりを繰り返しながら5日、悪いときには7日も続くらしい。確かにいろんな人がそんなこと言ってたよなー。
トンでもないウィルスです。子供も疲労するけれど、親の方もへとへとです。レイの状態は今は落ち着いていて、熱もすっかり下がったように見えます。でもまた喜んでいると、期待を裏切られるかもしれないので、用心、用心。でも本当に今日で病気の一週間は終わってくれるといいな。。。
診断の結果は、普通の風邪。普通の風邪で、熱が5日も続くのか!?医者いわく、今年のウィルスの特徴で、熱は上がったり下がったりを繰り返しながら5日、悪いときには7日も続くらしい。確かにいろんな人がそんなこと言ってたよなー。
トンでもないウィルスです。子供も疲労するけれど、親の方もへとへとです。レイの状態は今は落ち着いていて、熱もすっかり下がったように見えます。でもまた喜んでいると、期待を裏切られるかもしれないので、用心、用心。でも本当に今日で病気の一週間は終わってくれるといいな。。。
登録:
投稿 (Atom)