東日本大震災がおきてから11日過ぎた。被災地ではまだまだ30万人という人が避難所暮らしをしている。水も食料も電気も薬も医者も不足しているという状況。
地震がおきてからインターネットサイト「USTREAM」で日本のニュースをよく見ている。日本のリアルタイムのニュースが見られるので、重宝している。被災地の人々が、苦しい状況の中で皆で手を取り合って、頑張っている姿を見ると、何かこちらまで勇気と元気をもらった気分になる。こちらが苦しい状況の人々を励まさなければいけない立場なのにね。でもこういう大変な状況の時に、日本人は一丸となって苦境を乗り越えてゆける民族だと思う。私も日本人の一人として何かをしたい、と思いにかられる。義援金を送ることぐらいしか出来ないけれど。。。
ドイツでも日本の今回に地震については異例の報道体制で、毎日毎日日本のことを、今はほとんどが原発に関してだけど、報道している。そのため、人々の関心は大きく、今まで話したこともなかったような人が、突然話しかけてきては、私達の親族の安否を尋ねてくれたりする。いろんな人から電話をもらったり、メールをもらったりもした。
レイは先週末、レイのクラスのマスコットであるライオンのぬいぐるみ「レオ君」と一緒に家に帰ってきた。クラスの子供達が順番に、週末に家に連れて帰るのだ。レイはやっと、やっとレオ君をオウチにお招きできたことに、とても喜んでいた。一緒に遊んだり、勉強をしたり。しかしママの課題は、レオ君の日記をつけなければいけないこと。ノートに5,6、ページにわたって、お母さんもしくはお父さんがレオ君の立場に立って、日記を書いている。結構大変。。。
私は、レオ君との対話形式で、日本の今の状況について書いた。地震、津波、そして避難生活をしている人のこと。
デュッセルドルフでは、お日様がぽかぽかと照り、春の到来を告げる花達が楽しげに揺れている。日本の被災地にも、早く早く春が来ますように。そして人々の心に少しでも新しい希望が目覚めますように。そうレオ君と一緒に神様にお願いした。
レオ君と勉強するレイ
レオ君にピアノを弾いてあげるレイ
次の日、ちょうどレイのクラス担任の先生との面談があった。そこで、先生は私の書いたレオ君の日記のことにとにふれ、とても良かったとお礼を言ってくださった。子供達に読み聞かせて、そして子供達と地震のことについて語り合ったらしい。ちょっと嬉しかった。
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