2009年11月27日金曜日

反抗期

トウは反抗期真っ只中。レイだって、もちろん反抗期はあったはずなんだけど、こんなにひどかったけ?男の子はやっぱり力が強いので、こちらもしんどい。着替える、オムツを替える、歯を磨く、靴をはく、あらゆる場面に「いやだ!」と言う。もちろん言うだけじゃなくて、様々な抵抗を試みる。大声で怒鳴られたって、お尻を叩かれたってききやしない。今朝は叱られた腹いせにレイの髪の毛を引っ張っているのを見つけたので、また叱ったら、なんと舌をだして「べーっ」ときた。これにはこちらも頭にきたので、子供部屋に閉じ込めて「そんな悪い子は、幼稚園の先生もイヤだって言うね。だから幼稚園に行かないでここにずっといてたらいいよ」と言った。すると泣き出して、ようやく言うことを聞いた。今は万事こんな感じ。
3歳になる頃には大抵、反抗期はおさまる。この反抗期をもっと互いに無理なく過ごせる、楽しく過ごせる方法を見つけなくっちゃ。

2009年11月20日金曜日

厩舎


ここ数日、天気の良い日が続いている。11月も下旬だとは思えないほど暖かな日差し。でも12月はそこまでやってきている。ということで、私と親友のヒンガミ(パミダのママ)の話題はお誕生日会。パミダとレイは12月生まれ。二人はもう身長が20センチ近く違うのだけれど、誕生日は5日しか違わない。運命的なものを感じる私たち。共通点は何だかたくさんあるのです。
 で、誕生日会。パミダは今年パーティーを家ではなく、どうしても厩舎でお祝いをしたいらしい。つまり馬さん。ドイツの女の子たちは本当に馬さんが好き。なぜなら馬はお姫様が乗っている動物だから。馬はとても美しい動物として認識されている。だから乗馬は女の子の憧れの習い事。パミダとレイにも、もう少し大きくなったら習わせてあげる、と約束をしている。
 昨日はそれで近所の厩舎まで見学に行ってきた。美しい丘の上にある小さい厩舎。パーティーの参加者は二時間ほどの間、馬のお世話をさせてもらったり、馬に乗せてもらえたりするらしい。そして小さな小部屋の中で、持ってきたケーキを食べてお誕生日のお祝いが出来るらしい。夕方に見に行ったのだけれど、乗馬学校の女の子たちが一生懸命、馬のお世話をしていた。パミダもレイも一心に見つめていた。馬さんと一緒のパーティーに子供たちは大喜びだろうな、と思った。雨や雪が降らなければいいんだけど。
 

2009年11月18日水曜日

新型インフルエンザ

今日は久しぶりに太陽が顔を覗かせている。これからお友達と隣町までショッピングに行くつもりなので、嬉しい。こんな日は、カフェに座って外の景色をぼうっと眺めながら、あったかいカフェオレでも飲みたいな。
 でも心配事もある。新型インフルエンザについての情報があまりに錯綜していて、何を信じてよいのやら分からない。ドイツでも死者が結構出ているし、昨日のインターネットの新情報ではやはり新生児、幼児にはかなり危険な病気なのだと書かれていた。その時は「よし、やっぱり予防接種に行こう」と思った。
 その午後に、今度はテレビで、予防接種を受けて2歳前の健康な子供が死亡したというニュースが流れた。それで一気にまた予防接種を受ける人が遠のいたらしい。さて、本当にどうするべきなのだろう。

2009年11月12日木曜日

夕暮れ


どんどん日が短くなってゆくのが感じられる11月。陰鬱で寒いドイツの冬の到来。12月になれば、街はクリスマスのイルミネーションで華やかになるのだけれど。
昨日はレイの友人のパミダが家に来ていた。どうしても外で遊ぶと言って聞かない。夕闇もおしせまり、薄暗い中で遊ぶ二人。それでも写真はまだ5時なのです。これからまだまだ冬至まで日は短くなり続けるんですね。

2009年11月7日土曜日

マルティン祭


 昨日はマルティン祭だった。子供たちがそれぞれに手作りしたラテルネ(提灯)を持って、楽隊とともに歌を歌いながら街を練り歩く。道沿いの家々も様々な光の装飾で行列を迎える。行列の先頭は、馬に乗った聖マルティン。
 マルティン祭とは、聖マルティンが寒さに凍えている乞食に、自分のマントを剣で切り裂き、半分与えたという逸話に基づいて、聖人を称えるお祭り。それで、行列の後は、皆で火を囲み、その逸話の劇が行われる。
 写真はまだ暗くならない頃、幼稚園に子供と保護者が集まり、マルティン祭の歌を歌いながら楽しんでいるところ。その後、近くの小学校と一緒にラテルネの行進をしたのだけど、残念ながら暗すぎて写真には何も写らない。。。おまけはレイとトウが幼稚園で先生と一緒に作ったラテルネ。レイのがハリネズミで、トウのはリンゴ。

2009年11月6日金曜日

Sonnenschein

 ふたたび、トウ。幼稚園でトウはかなりの人気者らしい。先生方が熱っぽく語ってくれるには、大きな子も小さな子も、みんなトウに夢中らしい。「私たちの Sonnenschein (太陽の輝き)なのよ」って他のお母さんたちにまで先生は話していた。トウは一体どんな魔法を使っているんだろう。
 トウがそうやって、皆から愛されるのはとっても嬉しいし、誇らしい。でもほんのちょっぴり寂しかったりもする。私のものだったトウが、少しずつ私から離れて自分で歩き始めている。親ってとてもお馬鹿さん。子供の成長に大きな大きな喜びと、小さな喪失感を味わう。

2009年11月4日水曜日

歩行者講習会


 どんよりと重たい灰色の空。時折冷たい雨がちらつく。こういう日は全ての色がくすんで見える。
 今日は幼稚園に警察の人が来てくれて、歩行者講習会があった。子供のためか、と思いきや、子供の講習会は来週から行われるそうで、今日は保護者のための講習会。いかに親が子供に模範を示すか。ふむふむ、なるほど、と一時間ぐらい聞いて、最後に可愛い(?)アルマジロの人形をもらった。アルマジロはドイツ語でGuerteltier といい、直訳すると「ベルトをもつ動物」というところだろうか。で、シートベルトをしているアルマジロ君は、交通安全のマスコットであるらしい。子供たちは講習を受けた後、テストに受かれば歩行者免許証がもらえる。