ドイツはすっかり秋も深くなった。紅葉した木々が葉を落とし始めている。今朝は庭の芝の上にびっしりと霜がおり、路上の車の窓ガラスが真っ白に凍っていた。そろそろ冬が近づいている。
ドイツの学校には秋休みが二週間あるため、先週二週間はお休みだった。それに合わせて日本から私の両親が遊びにきてくれた。そして一緒にフランスのアルザス地方へ旅行に行った。
アルザスは、ライン川をはさんでドイツと国境を接する地方。昔から何度もフランス領とドイツ領を行き来した。そのため、今でもドイツ文化の影響が色濃く残っている。木組みの家々や、パン屋に並ぶブレッツェル(8の字型のパン)などドイツに暮らすものにとって、見慣れたものがたくさんある。それでも聞くと見るは大違い。行ってみるとそこはやっぱり間違いようもなく、フランスだった。
ストラースブールと、そこから南へ伸びるワイン街道沿いの村に泊まったのだけど、街や村もドイツよりなんだか可愛らしいし、おおらかな気がする。ちょっとボロっちいといえるかもしれない。でもなんというか、びっちりと修復され綺麗に整えられたドイツの家並みよりも、生活感が溢れ可愛らしいのだ。
そして食べ物!ああ、フォアグラのおいしかったこと!タルト・フランベという薄焼きピザは、子供たちが気に入って毎日のように食べていたし、ワインもチーズもとても美味しかった。エスカルゴも初めて食べたけれど、濃厚なソースによくあって絶品だった。広大なブドウ畑に囲まれた小さな村で、私たちはとても素敵な時間を過ごした。
ストラースブールのノートルダム大聖堂
ストラースブールの旧市街
ワイン街道沿いの村、リクヴィル
見渡す限りワイン畑が広がる
カイゼルスベルクの村
カイゼルスベルクにはシュバイツァー博士の生家がある
素敵なアルザスの陶器をを売るお店
美味しいワインでほろ酔い。オーヴォワール!
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