2011年9月4日日曜日

2011 夏休み 5 (広島)





 日本滞在ももう後4日となった日、子供達とオーマと一緒に広島へ行った。一番の目的は、広島へ行くことではなくて、「新幹線」に乗ること。トウマは電車が大好き。新幹線の本だってDVDだって、たくさん持っているのに、実際には乗ったことがなかった。そんなトウマのために、オーマが新幹線に乗って、日帰りで広島へ行くことを計画してくれた。でも原爆ドームを訪れたことのない私は、広島へ行けるのが密かに嬉しかった。
 さて、「N700系のぞみ」そして「さくら」。この車体を見て、ほれぼれするのは子供だけじゃないよね。ぐっーっと伸びた鼻先、ぴかぴかと光るボディが滑るようにホームに入ってくる。迫力満点。トウマは目をきらきらさせていた。
 2時間半乗ると、そこはもう広島。早いねー、全く。駅で「広島焼き」を食べてから、チンチン電車に乗って原爆ドームを見に行った。
 「百聞は一見に如かず」。まだ幼い子供達は「戦争がいかに恐ろしいものか」「原爆がどれほどひどく街を、人を、何もかもを破壊したのか」ということを語っても、うまく想像が出来ないし、現実に起こったこととして捉えられない。でも原爆ドームを見て、平和資料館を訪れた後、レイアはその原爆の酷さ、そして戦争の愚かさを少し理解してくれたことと思う。こういう機会を持つことは、子供にとって大切なこと。
 私の通っていた小学校では毎年、夏休みの登校日に、原爆体験者が全校生徒に自分の体験をお話してくれた。それは、私に確実に何かをもたらしたと思う。ドイツではそういうことをしないのかな?戦争の恐ろしさを子供の頃から知ることは大切だと思う。特に、自分も親も戦争を知らない世代にとっては。

 さて、今回の夏休みの記録はこれで終わり。上の写真は関空から飛び立つ前に、飛行機を眺める子供達。その日は私の40歳の誕生日だった。乗り換えのときのハプニングもあり、実際に時差の関係からも随分と長い誕生日だった。へとへとになって感傷も何もなく40歳に突入したけれど、これからも毎日を大切にしながら、生きてゆきたいな。

2 件のコメント:

  1. とっても充実した、素敵な夏休み★
    日差しと、ワクワクが、たっぷり伝わってきました。

    それにしても、小学1年生と幼稚園で広島!
    凄いなぁ~

    大きな節目のお誕生日だったのね。
    改めて、おめでとうございます。
    毎日がキラキラし続けますように。

    返信削除
  2. ありがとう!まだ40歳になった実感は湧かない。でも大きな節目として、自分についてきちんと考え直す機会にしたいと思う。

    返信削除