8月9日、電車に乗って旭川から釧路までやってきた。電車大好きのトウマは、電車に乗れるということで興奮していたのだけど、乗る電車があまり特急列車らしくない、銀色のごく普通の車体だったことにちょっとがっかりしていた。他の車線に停車している「ノロッコ号」の方を、羨ましそうに眺めていた。
釧路に到着すると、旭川に較べてぐっと気温が下がったことにすぐに気が付いた。今年は釧路にしては、とても暑い夏らしいのだが、夕刻になると気温はすっと下がり、過ごしやすくなる。
それから5日間。特別なことは何もしなかったけれど、とても楽しい、くつろいだ時を過ごした。子供達はいっぱい、いっぱい、おじいちゃんとおばあちゃん、そして従兄弟のユウ君と遊んだ。
昼には外でプールに入り、日が暮れると花火をした。ネズミ花火には大人も子供も大興奮だった。暗闇を火花がしゅるしゅると動き回って、最後にバンッと爆発する。昔は怖くてしょうがなかったけど、大人になって見てみると、面白い。子供達もギャーと悲鳴を上げながら見ていた。きっと忘れないだろう。
近所の盆踊りに参加できたのも楽しかった。盆踊りを見たのは何年ぶりだろう。昔、子供の時には近所の小さな小さな盆踊りに毎年参加していた。大きくて派手で洗練されている「お祭り」も好きだけど、小さな盆踊りの中に、より濃く日本の土着の文化が残っているような気がして、盆踊りの音を聞き、ぼんやりと光る提灯の列を眺めると、たまらなく懐かしい感じが私にはする。
トウマもレイアも見よう見まねで、嬉しそうに踊っていた。盆踊りの踊りは決して難くはない。子供から老人までが一緒に踊れる踊りというのも、世界では珍しいかもしれない。
何年か前の大晦日、
返信削除レイちゃんが花火に恐る恐る挑戦していたのを思い出しました。
とってもエレガントなおねえさんになったねぇ~
盆踊りを踊っている二人を是非見たかったな。
花火はまだ少し怖そうだけど、お姉さんとしてエレガントに振舞わねばならないときもあるよね!?
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