2009年5月17日日曜日

シャクナゲ

 朝から雨が時折ちらつく冴えない天気。でも太陽が顔を現した隙を見て子供と庭に出ると、キッチンの横のバラがいくつか咲いていた。美しい濃いピンク色。レイの好きな色だ。さっそく摘み取ってあげると喜んでいた。
 シャクナゲが溢れんばかりに咲いている。薄い紫と赤に近いピンク色の二本。日本の実家の庭を思い出す。子供の頃、春の庭にはツツジが咲き乱れていた。様々な色のつつじで庭は絵具をまぜたパレットのように色が鮮やかに躍っていた。いつからか、つつじは零れ落ちるほどの花をつけなくなった。なぜだろう。
 この庭には、子供の頃を思い出す木がいくつかある。前の持ち主はアジア的なドイツ人にとってはエキゾチックな植物をも好んだらしい。立派な垂れ紅葉が裏庭にある。実家にあった垂れ紅葉とは少しちがうけれど、私にはとても懐かしい。

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