ここ数日、漫画に読みふけっていた。友人が吉田秋生の漫画を大量に送ってくれたので。ここ4日間ほど、暇を見つけては読んでいた。それで全て読み通してしまった。ふと気づけば、家の中は荒れ放題。必要最低限の家事しかしなかったもんなー。鏡を見れば、顔色も悪いし、頭もぼさぼさだ。睡眠時間も随分削っちゃったからなー。ああー、イカン、イカン。面白い本や漫画があると、生活を忘れてしまうのは私の悪い癖。
で、やはり一番面白かったのは長編ハードロマン『BANANA FISH』。血なまぐさい場面が多いのにもかかわらず、美しさを感じさせる漫画だ。それに比べて『吉祥天女』は陰惨な印象が残る。主人公は似たタイプなのに。『BANANA FISH』の主人公(男)は最後死んでゆくけれど、そこには救いがある。最後まで信じられる友人がいるからだ。『吉祥天女』は主人公(女)が天女として、ただ一人全ての血と憎しみを飲み込んで生き続ける。男と女を主人公にすると、こうも違いがでるものなのだと思う。男の友情は美しい。では、女のは?女の間には友情が成り立たない、なんていう考えはナンセンスだけれど、女の友情って言うのは、美しいお話になりにくいのかな?さてなぜでしょう。それをじっくり考えてみたくなった私でした。
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