2009年12月19日土曜日

雪の厩のパーティー




今日はまるでドイツ全体が冷凍庫に入れられたかのようだった。朝の気温はマイナス12度。お日様がきらきらと顔を出してからも、気温はマイナス10度までしか上がらなかった。夜の間に降り積もった雪は4センチほど。でも寒いので全く解けない。子供たちは大喜び。朝ごはんも食べない内から、庭でひとしきり雪遊びをした。雪橇を引いた子供たちが嬉しそうに家の前を通り過ぎて行く。
 そして昼からはパミダのお誕生日パーティー。お約束どおり、厩で。丘の上まで、雪の山道を車でそろそろと登った。冬タイヤをはいているものの、ちょっぴり恐い。厩舎に着いて、友達たちが顔を合わせると、早速雪合戦が始まる。皆、スキー用のズボン、靴を履き、マフラーも手袋も着けて防寒は完璧。パーティーが始まる前から、子供たちは雪で真っ白だ。
 小部屋でお誕生日ケーキを食べたら、さあ、馬だ!8人の女の子たちに8頭の馬。屋内ホールにずらっと並んだ馬さんは圧巻。めいめい好きな馬を選ぶ。それぞれが選んだ馬の名前を教えてもらう。ブラッキー、ピート、ゴルディー、などなど。レイの選んだ馬さんはブレンディー。屋内で少し練習をしてから、外に乗り出す。私たち大人は馬の後ろから、早足でついて行った。空気がぴりっとするほど、冷え込んだ中を子供たちは馬にまたがって進んでゆく。丘を越え、森の中を進む。20分ほどの散歩の後、帰ってきた。馬から降りた子供たちは興奮気味。でもとにかく足先が凍えて「寒いー、うーっ」と叫び、また小部屋に駆け込んだ。そこで靴も全て脱がせて、凍えてしまった足を一人一人マッサージしてあげた。ようやく人心地ついた子供たちは、また陽気にはしゃぎだす。飛んで跳ねてしゃべりまくって、とにかく楽しそう。ホットドッグで腹ごしらえをしてから外に出ると、すでに太陽は森の向こうへ沈み、暗闇が迫っていた。思い出に残る一日だった。
 

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