午後からはとても暑くなった。外で遊んでいると、日差しのきつさにクラクラした。ティムとパミダが遊びに来たんだけど、ちょっと外で遊んでは中に入ったりしてなんだか落ち着かなかった。こんな日は、ビニールプールに水をはって遊べば一番いいんだけど、引越しのごたごたでプールが見つからない。レイの年頃は、女の子と男の子が一緒に遊ぶのは結構難しい。外でなら、砂場で遊んだり、水で遊んだり、かくれんぼをしたりといろいろ出来るんだけど、家の中だと好みがくっきりと分かれる時期だと思う。女の子は、ごっこ遊びやお人形遊びに夢中だし、男の子はやっぱりクルマ。まあ、それでもなんとか遊んでいた。ママがお迎えに来た時ティムは「今度はレイをウチに呼んでもいい?」と聞いていた。「8月に日本から帰ってきたら、ぜひ行かせてもらうね」と私が言った。レイが本当に行きたいかどうかは疑問。
2009年6月25日木曜日
2009年6月22日月曜日
友達
ヒンガミが帰ってきた。休暇は楽しかったようで何より。でもやはりイランの事となると、顔が曇る。彼女の口から状況を聞くと、テレビなどのメディアを通して流れてくる情報よりもずっと酷い。明るいギリシャの空の下から、曇天のドイツに戻ってきたこともあって、何だか気分がすぐれないようだった。私が来週から6週間日本へ行ってしまうことも理由の一つらしい。まあそうだろうな。私だってヒンガミが6週間いなかったらツライもの。
6週間は今までで一番長い帰国だと思う。来年からはレイも小学校だし、長期で日本に帰る事もこれからは難しくなるかも、と思って今回は長めの帰国に決めた。しかし正直6週間って長すぎる気がしなくもない。良くも悪くも、私の生活はここにあるから。
今日は幼稚園が終わってから、パミダが遊びに来た。久しぶり(一週間ぶり)に会って、楽しかったのか、どうしてもウチで遊ぶんだと二人ともきかなかった。
夕方、二人が庭で遊んでいると、何やら門のところで笑い声がする。ふと見ると、ティムと彼のママがいた。ティムというのはレイと同年齢の男の子。一体どうしたのかな?と思っていると、ママが「ティムもここに遊びに来たいっていうんだけど、、、」と遠慮がちに言う。じゃあ木曜日ってことで約束をした。最近、次々とレイの友達がやって来る。友達が遊びに来るのは、やっぱり私にとって結構大変なんだけど、レイに友達がたくさんいるのはとても嬉しい。でも男の子が女の子の家に遊びに行きたいってねだるのは、なんだかカワイイね。一体何をして遊ぶのかな?ちょっと楽しみ。
6週間は今までで一番長い帰国だと思う。来年からはレイも小学校だし、長期で日本に帰る事もこれからは難しくなるかも、と思って今回は長めの帰国に決めた。しかし正直6週間って長すぎる気がしなくもない。良くも悪くも、私の生活はここにあるから。
今日は幼稚園が終わってから、パミダが遊びに来た。久しぶり(一週間ぶり)に会って、楽しかったのか、どうしてもウチで遊ぶんだと二人ともきかなかった。
夕方、二人が庭で遊んでいると、何やら門のところで笑い声がする。ふと見ると、ティムと彼のママがいた。ティムというのはレイと同年齢の男の子。一体どうしたのかな?と思っていると、ママが「ティムもここに遊びに来たいっていうんだけど、、、」と遠慮がちに言う。じゃあ木曜日ってことで約束をした。最近、次々とレイの友達がやって来る。友達が遊びに来るのは、やっぱり私にとって結構大変なんだけど、レイに友達がたくさんいるのはとても嬉しい。でも男の子が女の子の家に遊びに行きたいってねだるのは、なんだかカワイイね。一体何をして遊ぶのかな?ちょっと楽しみ。
2009年6月20日土曜日
イラン
イラン情勢が荒れている。大統領選挙で不正があったのではないかという疑いのためだ。これまでにも書いたように、親友のヒンガミ一家はイラン出身である。もちろん両親をはじめ親類は皆イランそれも首都のテヘランに在住している。
選挙結果が出た日、ヒンガミはやはり随分落ち込んでいた。今のイスラム政権を彼女は、というか国民の大半は憎んでいる。それでも何も出来ない状況が続いている。恐怖政治なのだ。無実の人々がどんどん投獄されてゆく世界。女性が蔑視されている世界。自由にものが言えない世界。
ヒンガミは自嘲的に言った。「これでイスラエルが攻撃してきてイランを壊しでもしないとダメね。」もちろんそんなことを本当に望んでいる訳がない。彼女は子供の頃にイラン・イラク戦争を体験している。実際に戦争の時はテヘランに爆弾が飛んできた。警報がなると、防空壕に隠れたらしい。戦争の怖さを彼女は身をもって知っている。その彼女がそんなことを言う。八方塞がり。
ヒンガミ家族は先週末からクレタ島に休暇に出かけた。でもきっと休暇中もテレビでイラン情勢を心配顔で見つめているはずだ。せっかくの休暇気分が台無しだろう。それでも明日帰ってきたときに、日焼けのした顔で、どんな休暇だったのか楽しく話してほしいと願っている。
選挙結果が出た日、ヒンガミはやはり随分落ち込んでいた。今のイスラム政権を彼女は、というか国民の大半は憎んでいる。それでも何も出来ない状況が続いている。恐怖政治なのだ。無実の人々がどんどん投獄されてゆく世界。女性が蔑視されている世界。自由にものが言えない世界。
ヒンガミは自嘲的に言った。「これでイスラエルが攻撃してきてイランを壊しでもしないとダメね。」もちろんそんなことを本当に望んでいる訳がない。彼女は子供の頃にイラン・イラク戦争を体験している。実際に戦争の時はテヘランに爆弾が飛んできた。警報がなると、防空壕に隠れたらしい。戦争の怖さを彼女は身をもって知っている。その彼女がそんなことを言う。八方塞がり。
ヒンガミ家族は先週末からクレタ島に休暇に出かけた。でもきっと休暇中もテレビでイラン情勢を心配顔で見つめているはずだ。せっかくの休暇気分が台無しだろう。それでも明日帰ってきたときに、日焼けのした顔で、どんな休暇だったのか楽しく話してほしいと願っている。
2009年6月17日水曜日
お天気屋?
久しぶりのお天気だ。こんな日は、皆機嫌が良い。ドイツでは日本よりもお天気の日が圧倒的に少ない。特に冬の暗さは、日本人からは想像し難いものだと思う。何日も、ともすれば一週間以上太陽が見られない時もある。だからお日様が出るとみんな突然ニッコリ顔になる。まさしくお天気に機嫌が左右される。ニュースでもトップニュースが「お天気について」ということは珍しくないし、雨が続くときの天気予報のおじさんは、それがまるで自分の責任であるかのように申し訳なさそうな顔をしている。子供は生まれてから二年ほど、毎日ビタミンDを錠剤で補給する。本来は日光に少し当たるだけで、体で作り出されるものなのに、そのほんの少しの日光が不足してしまうのだ。だから皆が短い夏を楽しもうという姿勢には、何か切迫したものさえある。
2009年6月15日月曜日
2009年6月14日日曜日
日曜大工
引っ越してからというもの、カズの趣味はすっかり日曜大工になってしまった。「家も買ったし、お金がないから自分で家具を作らなくちゃね」なんて言いながら、嬉しそうにいそいそと作っている。私としては最初どんなものが出来るのやら、ちょっと不安だったんだけど、これが結構カワイイ。この家の改装を請け負ってくれたマイクにも「いやー、才能あるよ」と褒められていた。それでますますヤル気になっている近頃。
庭にはガルテンハウス(ログハウス風の小屋)があって、そこでもちょっとした生活が送れるようになっている。しかし今は完全にそこが彼の作業部屋と化している。今日の午後もふと気づくと、家にいない。さては、と思って覗いてみると、やはり。レイまで一生懸命手伝っている。何が出来るのやら、私にはさっぱり分からないのだけれど、レイは教えてもらったのかな?
さてカズの作品を一つ紹介。玄関の「コート掛け」です。アンティーク風の色を上に塗ってあるのでちょっと好い感じでしょ?
2009年6月12日金曜日
ロミー
今日はレイの幼稚園のお友達、ロミーが遊びに来た。ロミーはまだ三歳。ドイツの幼稚園は大抵どこでも2歳から6歳までの縦割りのクラスである。つまり一クラス20人くらいの中に、様々な年齢の子供がいる。とは言え、この年齢の一年というのはかなり大きな差であるので、同じ年齢の子供たちが自然と一緒に遊ぶようになる。それでももちろん、お兄ちゃんお姉ちゃんたちが小さい子達の面倒を見たりもする。ロミーはどうやらレイになついているようで、おとついロミーのパパが幼稚園に迎えに来たときに、「レイの家に今から行くんだ」とごねたそう。それで、戸惑った両親が「遊びに行かせてもいいかしら?」と尋ねてきた。
もちろん快諾。今日の午後、ママに連れられてやってきた。どうやら幼稚園のお友達と外で会うのは初めてらしくて、本人は大興奮。ママはちょっとそわそわしている。
レイとロミーはむぎゅっと抱き合って踊った後、家に駆け込んで行った。ママは2時間半後に迎えに来ると約束して去っていった。さてさて上手くゆくのかしら?私もちょっと不安気味。そっとレイの部屋をのぞきに行くと、レイが何やら一生懸命説明している。頑張ってお姉ちゃんぶりを発揮しているらしい。私の姿を見つけると、「下に行っといてよー」と怒鳴られる。ちょっと安心して降りてくる。
一時間ほど部屋で遊んでから、外で遊びだす。外で遊ぶときだけはトウも仲間に入れてもらえて、トウも喜んでいる。砂場で遊んだり、さくらんぼを集めて食べたり、お花を集めたり、としている内に時間は過ぎていった。5時半を少し回ったころ、両親(!)が迎えに来る。「とっても仲良く遊んでいましたよ」というと嬉しそうな二人。ところがロミー本人は両親を見たとたん「何でこんなに早く来たのよー。もっとここにいるんだからー」と大ムクレ。いやー、すごい剣幕。それまでめちゃくちゃおとなしく遊んでたのに。。。まあ、私としてはここが気に入ってくれたようで、嬉しかったけれど。
温厚そうな丸顔のパパが困っているのはなんだか漫画みたいでかわいかった。ちなみにこのパパはこの街に4、5軒ほどあるパン屋チェーンのオーナー(の息子?)です。お陰で幼稚園のパーティーなんかの際には、ここからおいしいケーキやパンが届けられます。しかし今日は何のお土産もなかったな。。。今度ロミーが来るときはケーキでもねだろうかしら?厚かましい?
2009年6月9日火曜日
感触
トウは日に日に大きくなってゆく気がする。心身ともに発達が目覚しい時期なのだろう。口から出てくる単語も随分増えたし、間違いだらけではあるけれど結構長めのセンテンスも話せるようになった。
嬉しい。でも反面赤ちゃんでなくなってゆくのは寂しい。私とまさしく一体だった時期が終わってゆく。まだまだすぐに抱っこをせがむし、一緒に寝てあげなくてはいけないし、甘えんぼだ。でもあっという間に、私から離れてゆくんだと思う。
トウを抱っこするとどんなに気持ちがいいか、やっぱりこの感触も忘れてしまうんだろうか。干したての布団みたいにどこまでも柔らかくて、春の陽だまりみたいに気持ちがいい。ううん、どんな比喩もこの幸福感を表現しきれない。いつまでも覚えていられるように、もっともっと抱っこしよう。そしてこの幸せな時を自分の体に染み込ませたい。
ちなみに写真は、家の庭のさくらんぼの木。とてもおいしいさくらんぼ。鳥がわんさかやって来て、一生懸命実をついばんでいる。鳥さんと収穫を「分けっこ」してる感じ。でもそれでも十分すぎるくらい実がなっています。
2009年6月4日木曜日
夏の一日
2009年6月1日月曜日
グリルパーティー
昨日は午後からパーティーをした。仲の良い二家族を呼んで、トウの誕生日と新しい家のお祝い。天気も良くて、最高!と思ったら、やっぱりハプニング。昼前からレイが熱を出した。39度まで上がったので、解熱剤を与える。3時ごろに皆が来た時には、なんとか熱も下がり遊べるようになった。
ベティはこのウチに初めて来たので、家の中を案内する。結構、感心してくれる。まあ趣味が似ているからね。そういうことについては話が合うのです。最近気に入って買っている『カントリーハウス』という雑誌を見ながら二人で「こういうの、いいよねー」と興奮して話す。
ベティのお母さんが今スロベキアから遊びに来ているので、お母さんも一緒にパーティーに来てくれた。お手製のお菓子も持参してくれる。おまけにお母さんは小さい子供たちの面倒をよくみてくれたので、私たちはゆっくり飲んで食べて存分にしゃべることができた。料理も皆の口に合ったようで嬉しい。レイの病気だけが残念だったけど、それでも楽しい気持ちの良い午後を過ごすことができた。こうやって、夏の午後を過ごすのは悪くない。短い夏を存分に楽しむコツを一つ見つけた。
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