2009年6月9日火曜日

感触

トウは日に日に大きくなってゆく気がする。心身ともに発達が目覚しい時期なのだろう。口から出てくる単語も随分増えたし、間違いだらけではあるけれど結構長めのセンテンスも話せるようになった。
 嬉しい。でも反面赤ちゃんでなくなってゆくのは寂しい。私とまさしく一体だった時期が終わってゆく。まだまだすぐに抱っこをせがむし、一緒に寝てあげなくてはいけないし、甘えんぼだ。でもあっという間に、私から離れてゆくんだと思う。
 トウを抱っこするとどんなに気持ちがいいか、やっぱりこの感触も忘れてしまうんだろうか。干したての布団みたいにどこまでも柔らかくて、春の陽だまりみたいに気持ちがいい。ううん、どんな比喩もこの幸福感を表現しきれない。いつまでも覚えていられるように、もっともっと抱っこしよう。そしてこの幸せな時を自分の体に染み込ませたい。
 ちなみに写真は、家の庭のさくらんぼの木。とてもおいしいさくらんぼ。鳥がわんさかやって来て、一生懸命実をついばんでいる。鳥さんと収穫を「分けっこ」してる感じ。でもそれでも十分すぎるくらい実がなっています。

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